2023年12月末で終了する「ジュニアNISA(Nippon Individual Savings Account)」は、18歳未満の子供を対象とした個人型の特定口座であり、子供の将来の教育費や資産形成が目的です。
会社の後輩
姪っ子ちゃんが、ジュニアNISAを駆け込み開設したんだけど、
正直あまり知らない制度で、どんな口座なんですか?
私
ジュニアNISAは、2016年1月から導入された未成年者を対象とした少額投資非課税制度のことで、私の子供も2015年に事前申込みして開設したよ。
窓口の方も初めてだったのか、マニュアルの見ながら応対してくれたのが印象的だったなぁ。
会社の後輩
へぇ〜。駆け込みで口座開設するほど、
このジュニアNISAって、お得だったんですか?
私
この7年間は市況にも恵まれ、その利益が非課税なので、
結果としては「お得」だったと思うよ。
ジュニアNISAの概要
対象者 | 日本在住の未成年者 |
非課税対象 | 株式や投資信託等への投資から得られる配当金、分配金や譲渡益 |
口座開設可能数 | 1人1口座 |
非課税投資枠 | 新規投資額で毎年80万円が上限 注)未使用分があっても翌年以降への繰り越しはできません。 |
非課税期間 | 最長5年間 注)期間終了後、ロールオーバーによる継続保有が可能です。 |
投資可能期間 | 2016年~2023年 |
運用管理者 | 口座開設者本人(未成年者)の二親等以内の親族(両親・祖父母等) 注)金融機関によって異なる場合があります。 |
払い出し | 18歳までは払い出し制限あり |
- 非課税枠: ジュニアNISAでは、年間80万円を上限に投資が非課税となります。これにより、将来の教育資金や子供の資産形成に寄与するための積立が可能です。
- 投資対象: 株式や投資信託など、様々な投資商品を選択することができます。ただし、リスクや運用成績についての理解が必要です。
- 運用管理者: 実際の運用や取引は子供が18歳未満であるため、法的な責任は親権者にあります。しかし、将来の利益は子供のために積み立てられます。
ジュニアNISA終了後のファイナンシャルプラン
ジュニアNISAの終了後、子供の将来に向けた資金計画を継続して考えることが大切です。将来の教育費用、生活費、大学進学などの目標に向けて、リスク管理を含めた適切なファイナンシャルプランを検討しましょう。
- 教育資金の積立: 子供の将来の教育費や大学進学費用に備えて、教育資金の積立を考えることが重要です。教育費用を賄うための特定の積立口座や投資商品を活用することが有益です。ただし、ジュニアNISAのような非課税枠の恩恵は受けられません。
- 長期投資戦略: 子供の将来のために長期的な投資戦略を考えることが大切です。投資信託や株式などのリスクを伴う商品を選択する場合は、リスクとリターンのバランスを考慮しましょう。
- 奨学金や学資ローン: 大学進学時の費用を賄うために、奨学金や学資ローンを活用することも選択肢の一つです。一方で、将来の返済計画や金利などを検討する必要があります。
私
子供が成長して将来の目標や計画が変わることがあります。
その際にはファイナンシャルプランを見直し、新たな目標に合わせて計画を立て直すことが重要です。
必要に応じて、専門家との相談やアドバイスを受けることも役立ちます。